今回は、自分好みの食パンの見つけ方や冷凍・リベイク方法について紹介していきます♪
食パンの特徴を知ってより美味しく楽しんでいきましょう♪
食パンは日本で最も食べられているパンで、パン屋さんだけでなく、スーパーやコンビニなど身近な場所で販売されています♪
『食パン専門店』も人気で行列ができていたほどです!
そんな食パンも形や色、使用されている素材や製法が様々で、購入する際にどの食パンを購入しようか迷うことはありませんか?
食パンを一度にたくさん購入して後日パサパサになってしまったということはありませんか?
今回は、食パンの形や製法、使用されている素材などによる食感・香り・味の違い、おすすめのパンの切り方、日が経っても美味しく食べられる冷凍・リベイク方法などを紹介していきます♪
自分好みの食パンを見つけたい方、食パンをつぶさずに切る方法を知りたい方、食パンの美味しい保存・冷凍・解凍方法を知りたい方におすすめの記事となっています♪
食パンの素材は?
食パンは、基本材料に 粉・パン酵母・塩・水が使用され、生地が作られています♪
そこに副材料として、油脂・卵・牛乳・砂糖などが加えられて、甘さや香り、食感なども大きく変わってきます!
粉
代表的なものは小麦粉で、小麦の粒の中で白い部分(胚乳)のみを取り出して作られています♪
小麦粉も産地によって、風味や香りが大きく異なります!
アメリカ産やカナダ産の小麦粉が主流でしたが、最近では国産の小麦粉を使用したパンが多く販売されています♪
国産小麦粉の方が、安全性が高く風味が豊かということで注目されています!
よく耳にするのは、全粒粉、ライ麦粉、米粉を使用したパンです♪
全粒粉 | 小麦粉で取り除かれる部分も含んだ粉 小麦を丸ごと細挽きした粉なので、とても栄養価が高く、ビタミン、必須アミノ酸、食物繊維なども多く含まれる |
ライ麦粉 | ライ麦を丸ごと引いた粉で、独特の酸味が特徴 栄養価が高く、食物繊維、鉄分、ビタミンB群、リンなどが豊富に含まれてる |
米粉 | お米を製粉したもの もちっとした食感が特徴 小麦アレルギーの方でもパンを楽しむことが出来る |
米粉は小麦粉よりも膨らまないため、難しく昔はあまり美味しくないという印象がありましたが、最近では研究が重ねられ、米粉パンの専門店ができるほどの人気ぶりです♪
最近では「国産小麦粉」を使用したパンが注目されています!
使用される粉によって、全く異なる美味しさがあります♪
パン酵母
パン酵母には イースト 天然酵母 があります♪
イースト | 糖蜜と呼ばれる佐藤駅を栄養分とした培養液 パン作りに適した酵母として多く利用されている |
天然酵母 | 果実、小麦粉などに存在する菌を培養して作る酵母 添加物は一切入っていない 原料によって、香りや風味などが大きく異なる |
最近では、自家製酵母を使用したパンが多く販売されています!
パン屋さんが独自に培養した酵母を使用しているので、独特の美味しさを楽しむことが出来ます♪
イーストは、手軽に利用できるので自宅でパンを作るときにとても便利です♪
酵母によって、甘み・酸味・香りなどが変わるので、是非食べ比べてみてください♪
副材料
油脂は、バターやショートニング、マーガリンなどです♪
油脂を生地に入れることで、パンの風味は増し、パンの水分の蒸発を防ぐため老化も遅らせます!
パンの食感や、風味、甘み、香りに変化をもたらします♪
卵は、パン生地に入れて風味や食感を向上させたり、焼きあがった後にパンの表面に塗ってツヤを出したりする時などに使用します♪
牛乳は、食感をしっとりさせたり、焼き色をよくさせたりする時などに使用します♪
使用されている副材料によって、栄養価も変わります♪
副材料も、安全性や風味の違いから、国産使用のものが注目されています!
1斤ってどんな大きさ?
パン屋さんで食パンを購入する際、1斤、1.5斤、3斤などで注文することが多いと思います♪
お店によって、1斤の大きさが異なります!
食パンの表示に関する規約では、1斤は340g以上が基準と決められています♪
340g以上であれば1斤なのでサイズに決まりはありません♪
角食パンと山食パンの違い
四角い形の『角食パン』と上が丸っこい『山食パン』♪
『角食パン』と『山食パン』どちらを購入するか迷いませんか?
違いを知れば、自分が好きな食パンを知ることができ、より自分好みな食パンと出会うことができます♡
パンの名称
パンには、各部分に名称がついています♪
クラスト | パンの表面の焼き色がついた部分 |
クラム | パンの内側の中身の部分 |
すだち、きめ | クラム内の気泡 |
食パンの美味しさはクラスト、クラム、すだちに大きく影響されます♪
すだちが細かいとしっとりとした食感、粗いとふんわりとした食感になります♪
角食パンについて
『角食パン』とは、見た目の通り、パンの四隅が直角になっている形状からきています♪
食パン型で焼く際に、フタをして焼くことで、四角い形になります!
クラストが黄金褐色でムラがなく、きめが均一な食パンは美味しい証拠です♡
フタをして焼き上げるので、フタに生地がぶつかって伸びが抑えられるため、きめが細かく、もっちり、しっとりとした食感、くちどけがなめらかなのが特徴です♪
トーストすると表面はカリッと、中はよりもっちり、しっとりとした食感を楽しむことが出来ます♡
もっちり、しっとりとした食感が好きな方には、『角食パン』がおすすめです♪
くちどけもなめらかで、より小麦の美味しさを感じます♪
山食パンについて
『山食パン』は、食パン型に入れてフタをせずに山型に焼いたものです♪
日本では「イギリスパン」とも呼びます!
フタをせずに焼き上げるため、トップは直に熱が当たるため、側面よりも香ばしさが増します♡
クラムのきめは粗く、気泡は縦長になるため、ふんわりとした食感を楽しむことが出来ます!
トーストすると、表面はサックリ、中はふんわりとして、より小麦の香ばしさを感じます♪
ふんわりとした食感が好きな方には、『山食パン』がおすすめです♪
トップが直に熱に当たるので、より小麦の香ばしさ、香りを感じます♪
自分の好きな食パンを見つけましょう♪
食パンには、先ほど紹介した『角食パン』、『山食パン』以外にも様々な種類の食パンが販売されています♪
使用されている材料や製法などで、食感、甘み、香りなどが大きく異なります!
特徴を知ることで、見た目や製法、食パンの名前から自分の好きな食パンを見つけられるかもしれません♡
全粒粉食パン
全粒粉を使用して作られた食パンです♪
小麦粉で取り除かれる部分も含んでいるため膨らみが阻害され、食感は重めになります♪
粒々とした食感があり、小麦粉を使用したパンよりも小麦の風味を感じます!
トーストすることで、香ばしさがさらに増します!
栄養価が高く、身体の事を考えている方や小麦の風味をより楽しみたい方におすすめです♪
湯種食パン
「湯種」とは、パンの生地に使用する小麦粉の一部に熱湯を加えてこねて、一晩寝かせてお餅のようにした生地のことを示します♪
粉がしっかりと水を吸って糊化しているので、甘みがあり、もちもち、しっとりとした食
感を楽しむことが出来ます!
よりもっちり、しっとりとした食感を楽しみたい方におすすめです♪
ハードトースト
バゲット生地を使用した食パンです♪クラストが香ばしく、トーストすることで香ばしさが増し、ザクっとした食感を楽しむことが出来ます♡クラムはしっとりとしていて、重めの食感です♪
ザクっとした食感に、小麦の香ばしさや香りを楽しみたい方におすすめです♪
生食パン
専門店が一大ブームを巻き起こした食パンです!
砂糖、マーガリンや生クリーム、バターなどの副材料を生地に贅沢に使用し、甘さやもっちり感を強調した食パン♪
購入した当日はそのまま食べて、次の日からは少しずつ水分が抜けてしまうので、軽くトーストして頂きます!
甘くて、もっちりとした食パンが好きな方におすすめです♪
ホテルブレッド
ホテルの朝食に出てくるような贅沢な食パンで、マーガリンや生クリームを贅沢に生地に使用し、焼き上げます!
ふんわりとした食感が特徴的で、少し厚切りで頂くのがおすすめです♪
ボリューム感があり、トーストすると表面はサクサク、中はやわらかくふんわりと仕上がります!
少し甘みがあって、ふんわり、やわらかな食感の食パンが好きな方におすすめです♪
ブリオッシュ食パン
パンの生地にバターや卵を贅沢に使用し、焼き上げた食パンです♪
バターや卵の甘みがあり、甘いジャムやチョコレートを塗るのもおすすめです♪
トーストすると表面はサクッと、中はふんわりとした食感が特徴的です!
食朝食やおやつにぴったりの食パンで、あま~いパンが好きな方におすすめです♪
『パン・ド・ミ』
『角食パン』、『山食パン』と並んでよく販売されている食パンです♪
「ミ」とは中身のことで、ふんわりとしたクラムを楽しみたいときに選択したい食パン!
通常の食パンよりも、砂糖や油脂が多く、上品な甘みが特徴的です♡
ほんのり甘みがあって、ふんわりとした食パンが好きな方におすすめです♪
おすすめの食パンの切り方
パン屋さんで1斤購入すると、お好みの厚さにスライスしてもらえる所もあるので、是非パン屋さんに確認してみてください♪
焼きたての食パンはまだ安定しておらず、パンがつぶれてしまうためスライスができません!
焼き上がりから約1~2時間後に安定して切りやすくなるため、それを待ってからスライスしましょう♪
『角食パン』の場合には、熱が均一に当たって焼き上げられているため、どこからスライスしても問題ありません!
『山食パン』の場合には、オーブンの熱が一番当たらない側面が柔らかく、上から切るとパンがつぶれてしまいます!
そのため、横に倒して角から切っていくと、つぶさずにスライスすることが出来ます♪
食パンをスライスする際には、ぎゅっと持たず、優しく持って、包丁を引きながら切るようにしましょう!
自分好みの厚さにスライスしましょう♪
厚さを変えて食べ比べるのもおすすめです!
食パンの保存・リベイク方法
食パンを1斤購入すると、なかなか当日には食べきれず、数日経過してパサパサの食パンを食べることになったり、カビが生えてしまったりしたことはありませんか?
ここでは、そんな悩みを解決するためのおすすめの方法についてお伝えします♪
食べきれない分は冷凍!
食パンを購入したら、当日食べる以外のパンはすぐに冷凍しましょう!
食パンは焼き上がった瞬間から、水分が蒸発しパンの老化が始まります。
パンの老化が進むと、パサパサになってしまったり、せっかくの小麦の香りが抜けてしまったりして、美味しさがどんどん失われてしまいます!
よく冷蔵庫で保存される方もいますが、それは間違いです。
冷蔵庫内温度の5~10℃は、パンの老化をより進めてしまう温度のため、長時間の保存に関しては冷凍保存がおすすめです♪
①当日食べる分と後日食べる分に分ける
食パンを1斤購入した際には、当日食べる分と後日食べる分に分けましょう!
スライスされていない場合には、スライスをして後日食べやすいようにしておきます♪
②後日食べる分はラップに包んで、保存袋へ入れる
後日食べる分は1枚ずつラップに包みます。
包む際は空気が入らないようにパンとラップをしっかりと密着させます。
さらに保存袋に入れて、空気を抜きながら閉めます。
保存袋に入れることで、冷凍庫の匂い移りを防ぎます!
③冷凍庫の奥へ入れる
冷凍庫の入り口近くは、温度変化があり、溶けてしまうことがあります!
少し溶けてその水分が蒸発する際に、パンの水分と一緒に蒸発し、パンの食感や香りを低下させます。
そのため、冷凍庫の奥の方へ入れてなるべく溶けないようにした方がより美味しく保存することが出来ます♪
早めに冷凍することで、数日経過しても美味しく頂くことが出来ます♪
購入した袋のまま冷凍すると、空気が余分に入ってしまったり、パン同士がくっついてしまったりするので、1枚ずつ保存するのがおすすめです♪
美味しくリベイクするには?
冷凍食パンを美味しく食べるキーワードは、「食パンの水分を逃がさない」です♪
水分を逃がすことで、パサパサ食感や香りの低下を引き起こしてしまいます!
そのための工夫は、たったの2つ!
①トースターを温めておく
トースターが温まる前にパンを入れてしまうと、高温になるまで時間がかかり、パンの水分がより蒸発してしまいます。
そのため、しっかりと事前に温めた状態で食パンを入れましょう♪
②食パンに霧吹きで水もしくは麦茶を吹きかける
どれだけ工夫しても冷凍すると、多少は水分を失ってしまいます。
そのため、霧吹きで少し水分をプラスするだけで、サクッとふんわりとした焼きたてのような食感に近づけることが出来ます♪
また、麦茶を吹きかけることで、小麦の香りや香ばしさを高めることが出来ます!
トースターは高温の方がよりサックリと仕上がります♪
よく疑問に思うのは、自然解凍をした方が良いのかどうか。
1~2時間ほどゆっくりと自然解凍をした方が、よりふんわりとした食感を楽しむことが出来ます!
自然解凍をせず、凍ったままでもそこまで品質は低下しませんが、その際、トースターの温度が低いとより加熱時間が必要になるため、美味しさが半減してしまいます!
より美味しさを求める場合にはゆっくりと自然解凍!
忙しい朝には冷凍のままトースト♪
食べる場面によって自然解凍か冷凍のままトーストかを選択してください♪
冷凍食パンの賞味期限は?
冷凍食パンの賞味期限は、約2週間~1カ月程度と言われています。
家庭用の冷凍庫では、気を付けていても温度変化が起きるため、長期間冷凍庫へ入れておくと、パンの老化が進んでしまいます!
可能な限り早めに食べる方がより美味しく食べられます♪
まとめ
- 今回は、自分好みの食パンの見つけ方や冷凍・リベイク方法について紹介♪
- 食パンは、基本材料に粉、パン酵母、塩、水が使用され、生地が作られている♪
- 副材料として、油脂、卵、牛乳、砂糖などが加えられ、甘さや香り、食感などが大きく変わる!
- もっちり、しっとり食感が好きな方には『角食パン』、ふんわり食感が好きな方には『山食パン』がおすすめ♪
- 食パンをスライスする際には、ぎゅっと持たず、優しく持って、包丁を引きながら切る!
- 食べきれない分は即冷凍!
- 冷凍パンを美味しく食べるキーワードは「食パンの水分を逃がさない」
自分好みの食パンを知ると、よりパン屋さんに行くのが楽しくなります♪
保存方法を工夫するだけで長期間美味しい食パンを楽しむことが出来ます♪